フェラーリ
F355 F1 ベルリネッタ
車検整備でのご入庫。
先ず、各部点検。
F355も20年選手になる車両が多く、
この車両も、もうすぐ成人式を迎えようとしております。
この頃のフェラーリは、タイミングベルトの交換や、
F1クラッチのO/Hと少々手のかかる車両です。
今回の車検は、その辺りは保留にし別の所を…
上の矢印の部分…
アップするとこの辺りなんですが、
ドライブシャフトのブーツが破れています。
エンジンの動力をタイヤに伝える大事なシャフト!!
このままでは、車検不適合なので修理します。
では、車検作業を進めていきます。
油脂類の交換を行います。
ブレーキフルードの交換は必ず行いましょう。
因みに、こちらはハブの写真。
ハブとホイールの合わせ面が錆びますので、
ホイールを付ける前には、必ず清掃。
ホイールの裏側も、ブレーキダストを清掃すると同時に、
ハブの辺り面を清掃します。
細かい所ですが、手を抜かず作業します。
ドライブシャフトの修理に移ります。
車両の足廻りを分解し、シャフトを抜き取ります。
新しいブーツ。
インナーブーツが破れてましたが、
部品供給は、インナー、アウターSETです。
抜き取ったドライブシャフト。
パックリと口開けたインナーブーツ。
コツコツとシャフトを分解し、
ブーツ交換を進めていきます。
ブーツだけの交換ではなく、
ユニバーサルジョイントのグリスも交換し組み上げます。
組み間違えると、とんでもないことが起こるので、
慎重に組み上げ、
車両に組み付けます。
試運転を行い、問題無ければ、車検場にGO!!です。
ありがとうございました。